今週は週始めから花束のご依頼を頂きました
「お世話になった方のリタイアパーティーで、100本の薔薇の花束を贈りたい」
100本のバラの花束って、不思議と特別な気がしませんか?
なんでだろう、子供の頃からバラの花束っていう言葉を耳にすると、
すごく特別な、とても大切な、そんな気持ちになります
美しいバラの花びらを守るようについた鋭いトゲを、その体を傷つけぬよう丁寧に処理をしていく
上の方だけを残して、不要な葉を取り除いていく
全ては、その断面から一番遠くにある美しい花へ水を届けるために
一本、一本、向きと高さを揃えながら束ねていく
その重さと、太さは、大人の男性の手でもずっしりと堪える
70本を過ぎた頃には、一人の手では持つ事さえも出来なくなる
作業をしている時間は、とても楽しい
贈る人と、贈られる人
二人のそれまでとこれからをイメージしながら、
もしかすると僕の口角はきゅっと上がっていたかもしれない
pure green YUSUKE SATO